たまにはオタクらしいエントリでも書いておこうと思います。

先日、Amazonプライムに入りました。プライムビデオが観たかったのです。
アニメをしっかり「観る」ということがしたかったんです。
2週間ほど、そんな生活をしてみました。
アニメをしっかり「観る」ということ。
いわゆるアニメを「消化する」という概念ではなく「観る」ということをしたかったのです。
それを行うのにAmazonプライムビデオは非常に優秀でした。
僕はAmazonをほとんど利用しなくなったので、プライムに入る意味がなかったのですが(地方なのでお急ぎ便も機能しないため)ビデオのために年会費4000円弱を払ってもいいと思いました。
話を戻します。
ぼく、昔は深夜アニメ族ですが、ある日深夜アニメを「消化する」ことの意味を考えました。
前クールやっていたタイトルは覚えていても、登場キャラの名前も作品の内容も覚えていない。覚えているのは声優と曲の印象だけ。あと○○ちゃん可愛かったよねぐらい。
ひどい時はそもそも前クールって何かいいアニメあったっけ?そんな会話を、過去していました。改編期が終わり1ヶ月ぐらい経ったあたりでそんな話をすることが多かった気がします。
その時、ふと考えてみたのです。
僕、アニメ「観てる」のだろうか。それって「見てる」だけじゃないか、って。
「ながら観」と「消化」を辞める

理由も考えました。
確かに、ながら見をしていたりすることが多かったです。
ひどいときはソシャゲのイベントしながらアニメ消化をしてました。
なのでしっかりと「観た」作品より「見た」作品の方が多かったのだと思います。
また、深夜アニメなので1クールあたり10~20作品を追うため、記憶が断続的になります。
放送周期も週1、そもそもオタクが「消化」という単語を使う背景として、まとめて消化することが多かったんじゃないでしょうか。僕は多かったです。
そして一番ダメだなと思ったのが、よくやっていましたが、「ながら観」です。
ご飯食べながら、洗濯物たたみながら、ソシャゲのイベント走りながら、デッキ組みながら、デッキの一人回しをしながら、掃除しながら、Twitterしながら、etc…いろいろありました。少なくとも僕はこれが一番癌的だと考えました。文字通りの「消化」になっていました。だから僕はアニメを見ることを、現行で追うことを辞めました。一体何の意味があるんだ、この行為に。そう思ったのです。
ラブライブ!というガッツリ向き合えるコンテンツに出会ってから特にそうで、意味の薄い時間の過ごし方になんの意味があるんだと思ってました。もちろんラブライブ!に出会ったから以降深夜アニメを観なくなったわけではないのですが、かなり機会が減りました。
過去に見て面白かったという記憶があるものを観直す

面白かった、という記憶はあれど、それをしっかりと観直すことって、なかなかないです。
定期的に観直したいと「思う」アニメは多いんですけど、実行に移せるものもあまりないです。僕の場合「DARKER THAN BLACK」や「ガオガイガーFINAL」などが該当しますが、それでも年1がいいところです。
なので、Amazonプライムビデオを使って、それを実行に移してみました。
ここ最近で観直したアニメは以下です
「ノーゲーム・ノーライフ」(これはプライムになかったのでNasneの録画ですが…)
「プラスティック・メモリーズ」
「スクライド」
「Steins;Gate」(正確には原作プレイでアニメは初視聴でした)
「Charlotte」
結論、全部面白かったです。
面白かったという記憶が残っているのだから、当然の結果でしょう。
ただ、観方として
「ネタバレは知っているが、大まかなターニングポイントや展開は覚えていても、細かい伏線を覚えていなかった」
などによる、記憶を呼び覚ますような、また、どうしてこの展開に至ったんだっけ!ということを考えながら観たりすることにより、結果的に「集中して観る」ことが出来ました。


「Steins;Gate」や「Charlotte」がそれに該当します。
「なにぶん見たのが10年以上前で、面白かったという記憶だけは残っているけど、詳細は覚えていないなぁ…でも今更観直すのはなぁ…」
というもの
観直したいと「思っている」だけでは延々と観直さないと思います。
エロゲーマー時代に積みゲーが100本を超えてしまった僕がいうから間違いないです。(保有パッケージが100本超えるともはやエロゲ買うことが趣味になるんですよ…)
なので、思ったなら観返そう。そもそもあんまり覚えてないし。
そう思って観返しました。結果として最高に面白かったです。

「スクライド」に該当します。
精神年齢が向上し、よりエモーションを感じるようになる
たとえば3年前に見たアニメであれば、見たときの自分は3年前の自分です。
僕は今27歳ですが、24歳のときの僕とでは、受け取り方が全く違います。
年齢の幅は仮ですが、年を取れば物事の捉え方、エモーショナルを感じる部分、泣き所や笑いどころ。全てが変わってきます。
年を取れば涙腺が緩くなるというのも、頷けます。観直して、めちゃくちゃ泣いて、観ていた当時も泣いていましたし、観直しながらしっかり作品の内容も覚えていましたが、それでもめちゃくちゃ当時以上に刺さって泣いた作品。というのもありました。

「プラスティック・メモリーズ」がそれに該当します。
めっちゃ面白かったから観直したけどめっちゃ面白かった。

「ノーゲーム・ノーライフ」です。
すべて「面白かった」という記憶を頼りに選定して観直したもので
当然といえば当然ですが、どれも、とても、面白かったです。
ただ、特に、しっかりと観ること。ながら観などはやめ、がっつり作品を観るだけの時間を捻出してから観た。作品に集中した。だからより面白く感じたり、良かったと思えたのではないかなと思っています。
実行に移すのは時間の捻出などから、なかなか難しいのですが
それだけの価値はあるかなと思っています。

もちろん新しい作品を観てみる、というのもいいと思います。
今日「ビビッドレッド・オペレーション」をはじめて観ましたが、めちゃくちゃいいアニメで有意義な時間を過ごせたなと思っています。

ネットでの評判はイマイチなんですが、僕には「ビビっときた」のです。
ストライクウィッチーズを観直したいな、って思いましたが、プライムビデオになかったので今後に期待したいですね…。
良かったものを観直すのはハイリターンノーリスクである。

自分の生き方を疑って、自分に異を唱えて、それを承認するのも否定するのも、自分だと思っています。
我思う、故に我あり。ひどくCharlotteの影響を受けていますが、最近自分が、何に、どのように、時間を費やすべきなのか。を考えることが多くなっています。
何がしたいのか、何をするべきなのか、もちろん自問自答の取調室の結果、出た答えから目を背けたくて、迷走ドライブして迷家することも多いですが…。
そんな最中、僕が一番、最近で有意義に思えることは、アニメを観直すことなのです。
別にそれが本でも、ライブBDでも、なんでもいいんですけど、過去の自分が良いと認識したもの、それって今の自分を形作ってる基じゃないですか。
それの原点に振り返ること。それって多分「本質的に好き」なんじゃないのかなって思うんです。

どうしても、同じ時間を使うなら、新しいものを観て、新しい記憶を得たいと考えるものです。
一度観た、読んだ、既存の作品は「良かった」という記憶がある手前、わざわざ観直す必要も…って考えるのもよくわかります。僕のことなんですが。
ただ、過去に自分が面白いと思ったものを観返すってことは、それが自分によって面白いはず、というリターンがほぼ保証されていると同時に、ハズレを引くというリスクがほぼないので、実質的にハイリターンノーリスクが成立します。ほぼ、と枕詞を置いたのは、価値観が大きく変わっていたりするケースですが、あまり多くあるケースではないでしょう。

こんな時間に追われるご時世だからこそ、振り返ることも大事なんだなってよく思い
それでアニメ作品のリマインドを実行したらめっちゃ楽しかったので、こんなエントリを書きました。
そういえば○○観直したいと思ってたんだよな~って人は、週末あたりにガッツリ観直すスケジュールを作ってみてはいかがでしょう~。
Dアニメではダメですか?(え
サービスはなんでもいいですw